大手の競争にまきこまれないお店づくりを
しかし、ここで一つ疑問に思われることがあるでしょう。
「平日のランチや、帰りがけのちょっと一杯、みたいなニーズもあるのではないか?」
確かにそうです。そういうニーズは存在します。
しかもそちらの方がすぐにお客さんが集まりそうな気がします。
でも、違うんです。
そこは“限りなく安く、限りなく便利に”を追求するジャンル。
資本力とマンパワーと設備投資の競争です。大手の得意分野です。
しかも、人口が減り続け、市場がしぼみ続ける今時の日本において
その競争に勝者はいないのかもしれません。
ですから、地域に根ざしたお店は「普段使いのお店」や、「安い!早い!(それなりに)ウマい!お店」や、「いつでもだれでも大歓迎のお店」になってはいけないのです。
自店の商圏内で、「○○ならあのお店が一番」「あのお店なら○○するのに最高」といったような、
特定の利用動機で一番になれるお店をぜひ目指してください。
※詳しくは第10話『永続的な繁盛を目指すには?』をお読みください
皆さんにとって今年が実りある1年でありますように!