条件が良くても業績が伸びない
私が過去にアドバイスさせていただいたお店の中から、みなさんの参考になると思われる事例を紹介する
“集客アップ実況中継”。
今回は、ある居酒屋さんの小さな成功事例をご紹介します。
このお店は、地下鉄の駅から徒歩5分程度、周辺にお店やオフィスが集まる場所にあります。
最寄り駅の乗降客数も多く、人通りは多いエリアです。
こう書くと、うらやましい立地に聞こえるかもしれないですが、そういう場所は競合も多いもの。
色々な面でお店のレベルが高くないと、すぐにお客さんが離れてしまう、という危険性をはらんでいます。
そんな立地で、赤字と黒字を行ったり来たりしていたお店の話です。
料理はいける、接客もまずまず。
そして、日本酒の品揃えは◎(酒好きのオーナーが厳選したものを置いています)
客単価は週末に跳ね上がります。
ウィークデーは、翌日の仕事を考え、わりとおとなしく飲んでいる常連さんが、週末は閉店まで日本酒や焼酎を飲みまくる、なんてケースがしばしば。
この間も、これで1週間は集客の目玉になるだろう、と見越して仕入れたレアな生酒が、一晩でなくなってしまったとの事。
そんな“イイお客さん”を抱えていても、業績はイマイチ。
個別面談をきっかけに、半年ほど前から定期的に相談にのっているお店ですが、
なかなか業績が上向きません。
頑固なオーナーで、なかなかアドバイスを聞いてくれないのですが、さすがに追い込まれてきました。