マッチングプラス

失敗しない!出店ナビ
20 お店の魅力・強みを、お客さんの視点で考えよう

土屋薫氏

集客UP塾 塾長
日経レストラン「悩み解決クリニック」専任アドバイザー
個店・専門店等、中小規模の既存店の業績アップに数多くの実績を持つ

料理人出身のオーナーに伝えたいこと

私が過去にアドバイスさせていただいたお店の中から、みなさんの参考になると思われる事例を紹介する“集客アップ実況中継”。

今回は、郊外にあるうどん店さんの話。
8年ほど前からお付き合いのあるお店です。久しぶりにお電話をいただきました。
当時は、売上がやや停滞気味だったのですが、ここ何年かは業績堅調と伺っていました。

ところが、ここ3ヶ月ほど、昨対90〜95%を行ったり来たりしているとの事。

「土屋さん。何が問題なんでしょうか?飽きられてきたのでしょうか?メニューを大幅に入れ替えた方がいいでしょうか?」

外食市場のパイが縮小する中、伸びしろをつくるのは難しい外食市場のパイが縮小する中、伸びしろをつくるのは難しい

お会いするなり、ご主人の質問攻めにあいました。
それだけご主人も必死です。

確かに今、外食市場は年々小さくなっています。繁盛法則をふまえてきちんと取り組んでいても、昨対オーバーを続けるのは難しい。
そう感じているお店も少なくありません。

そこで私は、このお店のような料理人出身のオーナーさんが、意外に取り組んでいない“ある事”をお伝えしました。