マッチングプラス

失敗しない!出店ナビ
03 立地に頼りすぎない。

土屋薫氏

集客UP塾 塾長
日経レストラン「悩み解決クリニック」専任アドバイザー
個店・専門店等、中小規模の既存店の業績アップに数多くの実績を持つ

一等立地にこだわらない理由とは…

その1…[一等立地の物件は限られている]

当然、家賃等も高く、人気の物件なので、価格交渉も難しいものが多いのが通常。
結果、体力以上の投資になってしまいがちなので検討を重ねるべき。

その2…[一等立地は競合も多い]

すでに地元で名の知れたお店なら、心配はいりませんが、新しいお店や無名のお店の場合、期待したほどにフリーの来店は望めません。

その3…[立地は変化する]

出店当時は駅前の好立地だったのが、新たな幹線道路の建設によってさびれてしまったり、以前は、何もない空き地に一大商業集積ができたりといった、いわゆる“立地変動”は日本全国でおきています。
チェーン店であれば、撤退してまた新たな場所に出店という事で乗り切れますが、地域に根ざしたお店は違います。長らくその地で商売をしていこうというスタンスです。
ですので、立地に頼りすぎると。立地変動がおきた時のダメージは非常に大きいわけです。

たとえば…

駅前ではなく、駅から徒歩8分ぐらいの場所にある、
生そば使用&ダシ汁にこだわった、立ち食い蕎麦屋。

2回目でも迷いかねない、駅から徒歩15分の路地裏にある、バーボンオンリーのショットバー。

電車でも、車でもとても行きにくい場所にある、隠れ家フレンチレストラン。

少し実例を挙げてみましたが、こういった立地で繁盛しているお店は全国に数多く存在します。