マッチングプラス

失敗しない!出店ナビ
03 立地に頼りすぎない。

土屋薫氏

集客UP塾 塾長
日経レストラン「悩み解決クリニック」専任アドバイザー
個店・専門店等、中小規模の既存店の業績アップに数多くの実績を持つ

お店のコンセプトが、その場所に合っているかどうかを見極める。

さらに言えば、お客さんの気持ちも大切です。

地域に根ざした専門店や、こだわりの個人店を利用してみたい時というのは、他では味わえない、個性ある「酒」や「料理」や「おもてなし」を求めている時。
そういうお店が、大きな交差点の角とかにあったら
どうでしょう?
あまり入ってみたくないですよね。

もちろん、あえて悪い立地に出る必要はありません。
大事なことは【あなたのお店のコンセプトが、その場所に合っているかどうか】を見極めることです。
それは、商圏内の人口ポテンシャル把握や、商圏内の競合店のデータ収集といった分析だけでは見えて来ないものです。

やるべきことは、出店候補地に何度も足を運ぶこと。
実際に自分の足で何度も何度も歩いてみることが必要です。

データの把握は序の口。机上では見えてこない、エリアの持つ雰囲気を肌で感じ取ってほしいと思います。
その結果「お店がその土地に受け入れられるかどうか?」を判断して下さい。
時間はかけてください。立地選定に時間をかけすぎて困ることはありません。

あるFC本部のデータによれば、半年以内で出店場所を決めた人と、1年以上かけた人では廃業・撤退の確率が3分の1以下というデータが出ています。

立地に頼りすぎず、わざわざ足を運びたくなる魅力あるお店づくりに力を注いでください。