目標を、お金ではなく人に置き換える
「今月の売上目標250万円!達成目指して頑張るぞ!」「おー!」とか、毎日朝礼で気合を入れても、何をどうすればいいかスタッフ(特に経験の浅いスタッフ)にはイマイチ伝わりません。
そこで、スタッフには、月商や日商のような金額ではなく、人数に換算して伝えてみてください。
目標売上を客単価で割ってください。
ランチとディナーで客単が大きく変わる場合はそれぞれ出してください。
そうすると人数が出ますよね。
それが必要顧客数です。
つまり、1ヶ月あるいは1日でどれだけのお客さんに来てもらえばいいかがわかります。
例えば、あなたのお店が1日5万円の売上が必要なお店だとします。
で、客単価が2千500円だとすると、1日の必要顧客数は20人ですね。
どうですか?『1日に5万円売る』というより『1日に20人来てもらおう』という方が、どんな手を打てばいいかイメージしやすくなると思います。
こうして、【1日○人のお客さんに来てもらおう】という目標ができると、たとえ入ったばかりのアルバイト君でも「友人の△△が、近いうちに飲み会やるといっていたけどメールしてみよう」とか「今日はお客さんが少なそうだから、お店の前でもう少し頑張って声がけしよう」といったような、具体的な行動が起こしやすいものです。
客単価は平均値ですので、当然ブレは出ます。
金額ベースと違って、大雑把にはなりますが、スタッフにはわかりやすいはずです。
日々の売り上げを「金額」ではなく、ぜひ「人」で、追いかけてください。
あなた自身は金額でのチェックもお忘れなく!