作戦を成功させるための3つのルール
では、既存のお客さんにまた来ていただくための販促とは?ということですが、実は販売促進を成功させるために欠かせない“3つの原則”があります。
これを踏まえていただくと集客アップ売上アップにつながる販促を仕掛けることができます。
原則その(1) …大きな流れに乗る
1年のうちで、例えばボーナス、クリスマス、年末年始、新入学、あるいは毎月の給料日直後の週末など、人が動く時期・お金が動く時期、というものが必ずあります。そういう時期に合わせて、販促を仕掛ける事が大切です。(費用対効果がいい)
よほどの有名店でない限り、自店の都合だけで仕掛けるのは得策ではありません。「新メニューが完成したからフェアを開催する」ではまずいわけです。世間が“その気”になっている時にアピールする事が大切です。
原則その(2) …お店のフィルターを通す
大きな流れに乗るといっても、他店と同じではいけません。例えば、ワイン好きのたまり場になっているようなお店が、ただ普通に「クリスマスフェア」と言っても、反応はイマイチでしょう。「今年のクリスマスはぶどう色の海におぼれてください!ワイン飲み放題のクリスマスパーティ」みたいな感じで打ち出すのがいいですね。
実際にあった例ですが、ちょっとアッパーな価格帯の和食店が「忘年会」といわず、忘年会の起源といわれている雅な風習であった年末の連歌の会をもじって「としわすれ」という打ち出しをしたところ、予約数も客単価もアップしました。
原則その(3) …自分(お店)がおもしろいと思えるものに
お客さんをどうしたら呼べるだろうかと、眉間にしわを寄せて考えていても、わくわくする・行ってみたくなるプランはなかなか出ないもの。まずは自分が楽しい、おもしろいと思えるものでないと、お客さんにウケません。
フェアやイベントなどのイレギュラー営業は、通常営業より負担がかかりますが、スタッフにもウケれば、きっと喜んで取り組んでくれるでしょう。
以上の3原則をきっちり守っていただくと、
チェーン店とはひと味もふた味も違う販促企画が開催できると思います。
最も大切なのは、リピーターづくり、常連客づくりに比重を置く事。
そうすれば、フェア終了直後に売り上げ激減などという事は起こりません。