お客さんの顔を思い浮かべて作る
お客さんをもてなす=最大公約数的なサービスやメニューの提供…。所得も低く住環境も不十分で、
さまざまな関連サービスも未熟だったころなら、それで良かったかもしれません。
でも今時は、“素敵な夜景をながめて、出張天ぷらとワインを楽しむ”ホームパーティが開けてしまうのです。
つまり、プロとアマの壁がどんどんなくなってきているということに他なりません。
「ウチはサラリーマンが多いからこんな宴会がいいだろう」
「地域の主婦層にはこんなフェアが受けるだろう」
「このあたりは学生街だから、こういうメニューがいいだろう」
こういう発想はもうやめましょう。たぶん、ほとんど受けないです。
あなたもぜひ、お店を気に入ってくれている○○さんや××さんや△△さんの顔を思い浮かべながら、
新メニューや新企画を考えてみてください。
それが、大量集客が絶対条件の大型店ではどうしてもできない、地域にねざしたお店ならではの
“強み”なのですから。
【土屋の一言】
毎度お決まりの○○フェアや、ブームに便乗しただけの新企画や新メニューでは、誰にも“響き”ません。
また、『手づくりの味』『旬の食材』『こだわりの店』なんて、言葉だけでお茶を濁していませんか?
“手づくり”なら、何がどう手づくりなのか?
“旬の食材”だと、何が違うのか?どんな魅力があるのか?
“こだわりの店”なら、何をどうこだわっているのか?
そしてそれはそもそも誰をおもてなしするためなのか?
といったところまで伝えて初めて、あなたの店ならではの“響く”言葉になるはずです。
今すぐに、進行中の広告原稿、お店のファサード、ショップカード、お店のホームページなどを
確認してください。
○○さんや××さんや△△さんには“響き”そうですか?