マッチングプラス

失敗しない!出店ナビ
17 繁盛は一日にしてならず

土屋薫氏

集客UP塾 塾長
日経レストラン「悩み解決クリニック」専任アドバイザー
個店・専門店等、中小規模の既存店の業績アップに数多くの実績を持つ

はやる店、そうでもない店…その明暗の差は?

前回から始まった“集客アップ実況中継”
私が過去にアドバイスさせていただいたお店の中から、みなさんの参考になると思われる事例を
紹介していきます。

先日、ほぼ同時期に2軒の居酒屋さんとの顧問契約が終了となりました。
1軒は、期間満了によるもの。売上も安定し、毎月のサポートがなくても大丈夫になりました。
いわば“健康になった”お店です。

もう1軒は1年以上前からのお付き合いなのですが、なかなか業績が改善しません。
その結果、経営状況がさらに悪化して、毎月の顧問料の支払いにも苦慮する状況になったため、
ご相談のうえ、契約を終了させていただくことにしました。

仮に、健康になったお店をA店とし、相変わらず苦戦中のお店をB店とします。
どちらもオーソドックスな和居酒屋なので、

  • ・客単価3,500円程度
  • ・約50席の中規模店
  • ・料理はうまい
  • ・立地もほぼ同じ

と、多くの共通点がありました。

ですが、1年で経営が安定したのはA店で、B店はいまだ経営不振です。
この差は一体何なのでしょうか?

それは、毎日“あること”に取り組んだかどうかの違いでした。