特別な日に行きたくなるレストランを目指して
まずオーナーが目標に掲げたのは、
- 1.薄利多売をやめる
- 2.クーポンや割引でお客さんを集めない
- 3.お店と料理の魅力をお客さんにしっかりアピールする
の3つです。
そして、自分が一番したいことと(本来の)お客さんが望んでいる事の接点、いわゆるお店の“思い”を
明確にし、あらゆる手段でお客さんに伝えていきます。
例えば、
思いの詰まった、読ませるメニューブックをつくる
来店されたお客さんの連絡先を集めて定期的にDMを送る
HPにお店のこだわりをしっかり書く
などなど。
また、以前より人気のあった「バースデーコース」にも、さらに磨きをかけました。
高品質な料理ときめ細かいサービスを背景にした「記念日のレストラン」という切り口で、
お客さんを徹底的に満足させる事に力を注ぎます。
利便性や手軽さ、安さではなく“特別な日に行きたくなる”料理とサービスの提供を目指したのです。
当然、客数は一時減少します。
それでも、本来のお客さんは少しずつですが増えて(戻って)きました。
しかも今度は、お店の“思い”に共感して来てくれています。
こうなると、さらに上質なサービスへのニーズも強まり、客単価は上昇していきます。
贅沢な食材をふんだんに使った「バースデーコース」。