マッチングプラス

失敗しない!出店ナビ
22 悩んだ時は、基本にもどる

土屋薫氏

集客UP塾 塾長
日経レストラン「悩み解決クリニック」専任アドバイザー
個店・専門店等、中小規模の既存店の業績アップに数多くの実績を持つ

不調の時こそ基本を見直そう

“基本の「き」”がきちんとできていなければ、ヒットメニューも生まれません。
お客さんを満足させるおもてなしもできません。
当然、業績はよくなりません。

この焼肉店の場合、歓送迎会のアピールが今までほぼゼロだったので、基本的な事を実行に移しただけで、大きく効果が現れました。

不調の時は、メニューの一新や、大がかりな販促、店舗のリニューアル、さらには業態転換といったような“逆転満塁ホームラン”的なものを狙いがちですが、基本のバッティングフォームがきちんとしていないのに、ホームランは打てません。

まず、基本に忠実に、やるべき事をすべてきっちりやる事。
そうすれば、この焼肉店のように、一つの行動で、業績が大きく変わる事もあるのです。

このお店はその後、原価を細かくチェックした上でのメニュー変更が功を奏し、しっかり儲かるお店に
なっていきました。

【土屋の一言】

今時、売上が上がらない理由は、それこそ尽きないのかもしれません。
しかし、「やるべき事なのに、やっていない事」もたくさんあるはずです。
業績悪化のいいわけを探すヒマがあったら、まずは“基本の「き」”を徹底して取り組んでみては
いかがでしょうか。