マッチングプラス

失敗しない!出店ナビ
26 新規客は“徒歩5分圏内”から呼び込む!

土屋薫氏

集客UP塾 塾長
日経レストラン「悩み解決クリニック」専任アドバイザー
個店・専門店等、中小規模の既存店の業績アップに数多くの実績を持つ

地元のお客さんが繁盛を支える

地縁の大切さを話したところ、ご主人もある事を思い出したようでした。

「そういえば、近所の三味線教室の生徒さんたちが、お稽古のある日は必ずうちに食べに来てくれています。ほぼ毎週10名近くで来てくれるありがたいお客さんです。その方たちともっと親しくなっていけばいいんですね。やってみます!」

ご主人はほどなくして、三味線のお師匠さんに挨拶に行きました。それがきっかけで、お稽古終わりのランチだけでなく、月に2〜3回はお昼の宴会が入るようになりました。

最近ご主人からまた報告があり、三味線のお師匠さんつながりで、長唄や尺八の先生とも知り合いになれたそうです。

このお店がまた昨対オーバーを続けられる日もそう遠くはないと思います。

【土屋の一言】

私が、新規客の集客・販促で最も重視しているものがあります。

それが“近隣の法則”
要は「お店に近い人をお客さんにするのがいいよ」ということなんですが、理由は二つあります。

理由その1
【一般的に、お店との距離が近い人の方が来店頻度が高い→固定客化・常連化する確率が高い】

理由その2
【地元の人々をお客さんにする事で、その人が所属する、地域のコミュニティごとお客さんにできる可能性がある】

でも、まず大事なことは「地域の人に来てもらう、飲み食いしてもらおう」ではなく、「地域の人と親しくなろう」という気持ち。

ぜひ“地縁”を大事にして欲しいものです。