地元のお客さんが繁盛を支える
地縁の大切さを話したところ、ご主人もある事を思い出したようでした。
「そういえば、近所の三味線教室の生徒さんたちが、お稽古のある日は必ずうちに食べに来てくれています。ほぼ毎週10名近くで来てくれるありがたいお客さんです。その方たちともっと親しくなっていけばいいんですね。やってみます!」
ご主人はほどなくして、三味線のお師匠さんに挨拶に行きました。それがきっかけで、お稽古終わりのランチだけでなく、月に2〜3回はお昼の宴会が入るようになりました。
最近ご主人からまた報告があり、三味線のお師匠さんつながりで、長唄や尺八の先生とも知り合いになれたそうです。
このお店がまた昨対オーバーを続けられる日もそう遠くはないと思います。
【土屋の一言】
私が、新規客の集客・販促で最も重視しているものがあります。
それが“近隣の法則”。
要は「お店に近い人をお客さんにするのがいいよ」ということなんですが、理由は二つあります。
理由その1
【一般的に、お店との距離が近い人の方が来店頻度が高い→固定客化・常連化する確率が高い】
理由その2
【地元の人々をお客さんにする事で、その人が所属する、地域のコミュニティごとお客さんにできる可能性がある】
でも、まず大事なことは「地域の人に来てもらう、飲み食いしてもらおう」ではなく、「地域の人と親しくなろう」という気持ち。
ぜひ“地縁”を大事にして欲しいものです。