まずは100に近づける現実的な対策を
「町の新たな魅力を発掘・発見し、町を活気づかせ、観光客を呼び戻す」という、地域レベルでの目標は目標としながら、1軒1軒のお店は、もっと細かく、現実的に考えてほしい、というお話をしました。
そしていくつか質問をさせていただきました。
「観光客が減ったという事ですが、以前と比べて、地元客との売上比率はどのくらい下がりましたか?」
「観光客の数が減った分、一人当たりの客単価をアップさせるための、メニューやサービスは何か取り組んでいますか?」
「観光客数が減少したのであれば、リピート率を高めるための施策は何か取り組んでいますか?」
「地元のお客さんを呼び込むために何か手を打っていますか?」
しかしながら、勉強会に参加した15軒ほどのお店で、これらの質問にきちんと答えられたお店は1軒もありませんでした。
これが、「0か100か思考」の怖いところです。
みなさん何も手を打っていないどころか、現状把握すらきちんとしていないのですから。