マッチングプラス

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29 安ければ売れる?陥りやすい「価格のワナ」

土屋薫氏

集客UP塾 塾長
日経レストラン「悩み解決クリニック」専任アドバイザー
個店・専門店等、中小規模の既存店の業績アップに数多くの実績を持つ

大きなマーケットには大きなリスクがある

景気が悪いからといって、安くすれば売れるとは限りません。
景気が悪いからといって、高いものが売れないとは限りません。
まさに“価格のワナ”

売りやすいが競合が多い、大きなマーケットは大手の得意なフィールドです。
規模が小さく、売るのに少々手間がかかる、競合の少ないマーケットこそ、地域に根ざしたお店の主戦場なのだと思います。

その後、リーズナブルな「お弁当屋さん」の前を通ったら、貸店舗の大きな張り紙がしてありました。

【土屋の一言】

『安くすれば売れる』『買いやすい価格にすれば売れる』は危険なワナです。

薄利多売は、毎年右肩上がりで人口が増え続けた、昔の売り方。
外食マーケットが大きくならない今、その方法で確実に生き残れるのは、ほんのひと握りのお店だけではないでしょうか?

くれぐれも注意していただきたいと思います。