①損益計算書から簡便的にキャッシュ・フローを計算する方法として、
簡易キャッシュ・フロー=利益+減価償却費
という方法がある。
たとえば、これが1,000万円だったとする。
②一方、毎年の借入金の元金返済額が800万円だったとする。
③この両者を比べると、
簡易キャッシュ・フロー1,000万円>借入金返済額800万円
となっているので、獲得したキャッシュ1,000万円によって、借入金返済額800万円がまかなえている状態となっている。
④仮に、簡易キャッシュ・フローが700万円だったとすると、借入金返済額800万円をまなかえていない状態となり、足らずの100万円は他から調達してくるか、手元のキャッシュを使う(手元資金が減る)といった方法を取らざるを得なくなる。