モノにできない思いを訴えかけよう
一方B店の業績はどうかというと、毎月赤字と黒字を行ったり来たりの状況。
冒頭でもお伝えしたとおり、この2軒は、立地も料理も接客もほぼ互角です。
和風居酒屋という業態も、メニュー構成も、客単価も、ほぼ同じお店。
料理やサービスといった、目に見えるモノ、形あるモノにはほとんど違いはありません。
では、なぜ業績に大差がついてしまったのでしょうか?
両店のアピールポイントをもう一度比べてみましょう。
A店 |
転勤で他の地域から来られた方に、この地域の名所や、文化・伝統といった、この街のいいところを知ってもらいたい。 |
B店 |
○○直送の鮮魚と、豊富な品揃えのお酒を堪能してほしい。 |
訴求の質が違いますよね?
A店は、お店の考え方や姿勢、いわゆるお店の“思い”が前面にアピールされている。
B店は、料理やお酒といった、お店の“商品”が前面にアピールされている。
あなたのお店はいかがですか?
B店に近い方が意外に多いんじゃないでしょうか?