美味しさだけでは繁盛しない
“思い”というのは、料理や接客以前に、お店が「どうしたいか」「どうありたいか」という話です。
今時はこの部分をお客さんに発信していかないと、いくら料理やお酒がおいしくても、
なかなかお店に定着してくれません。
料理や酒が美味しい店はいくらでもあります。それだけでは決め手にはなりません。
「転勤で来られた方に、この街のいいところを知ってもらいたい」という思いで地元の名物や
自慢料理を出すのと、「当店自慢の料理をどうぞ」というのでは、どちらが共感されるでしょう?
もちろん「この街の名所や、文化・伝統には興味がない」という方もいらっしゃるでしょう。
でもそれはそれでOK。個店・専門店が万人受けを狙う必要はないですからね。