積極的な質問が、お店の繁盛につながる
実は、お店側の狙いと、お客さんの要望というのは往々にしてずれていることがあります。
彼もそれを身をもって体験しました。以前お店が不振に陥った時、自身の思い込みで、さらにお店を迷走させてしまった経験があるのです。
しかも、経験を積んだ料理のプロとして、人に、ましてお客さんに聞くなんてプライドが許さないということもあったのだと思います。
結果、お店はなかなか不振から脱することができず、彼も非常に苦しみました。
お店が見事に再生を果たしたきっかけはやはり、お客さんが何を望んでいるのかを知ったことでした。
そしてその時に養われたのが、彼の“質問力”なのです。
『うちの店の魅力は何か?』
『このお客さんは何でうちを選んでくれたのか?』
彼は、今日もお客さんを質問攻めにしているはずです。
【土屋の一言】
お店のどこが一番受けているのか?
自慢の料理が受けているのか?
ホール係のお姉さんが受けているのか?
私の経験では、お店とお客さんで違うことが結構あったりします。
そしてそのズレを放置しておくと、やがて売上ダウンや顧客離れが起きてしまうので要注意!
そんな時は、ぜひお客さんの声を聞きましょう。
年間3,000万人の来場者がある人気No.1テーマパークの、ディズニーリゾートも毎日多くの人員を割いて園内でアンケートを取っています。
その声をもとに、アトラクションやイベントや接客サービスを常に改善していっているのです。
お客さんの声を聞く方法は3つあります。
1.直接聞く
2.アンケートをとる
そしてもう一つは、
3.メニュー分析
※メニューの出食数ランキングはまさにお客さんの声です
今日からあなたもぜひお客さんに質問してみてください。
「なぜ来てくれたの?」そして「どこが気に入ったの?」と。