外国人スタッフの魅力を活かすコンセプトに
今聞いてみると、このお店のスタッフは、なかなかユニーク。
日本、中国、韓国、インド、ネパールなど、国際色豊かです。
お店の近くに日本語学校があり、そこの学生がアルバイトスタッフとして働いているのです。
飲食店での接客は日本語の実践授業にもなるので比較的人気があり、お店も以前から積極的に受け入れてきました。
お客さんは自分の知っている外国語を少し使ってみたり、スタッフから教えてもらったりなどして楽しんでくれています。
最近はどのお店でも外国人スタッフが増えてきましたが、人手不足でやむなく雇っている場合も少なくなく、どこかぎこちなかったりします。
しかし、長年外国人スタッフを活用してきたこのお店は、彼らの存在がエキゾチックな雰囲気を醸し出していてとても魅力的。
これは、他のお店では味わえない強味です。まずここを“売り”にすべき、というアドバイスをさせていただきました。
コンセプトがあいまいな『中華居酒屋』ではなく、
・仕事帰りに、ちょっと海外旅行気分を味わえる『非日常空間』。
・駅前で海外気分を味わえる『アジアン居酒屋』。
こんな切り口で攻めてみよう、ということになりました。