マッチングプラス

失敗しない!出店ナビ
13 既存客との距離を縮めるDMの工夫

土屋薫氏

集客UP塾 塾長
日経レストラン「悩み解決クリニック」専任アドバイザー
個店・専門店等、中小規模の既存店の業績アップに数多くの実績を持つ

「サンキューレター」の場合(事例1)

●A店サンキューレター例

はじめて来店されたお客様がご利用されてから一週間以内に出している、レストランのハガキDM。
既存客フォローの一環で有効な策の1つがこのサンキューレターです。

このお店、よく勉強されていて、ほぼ申し分のない内容です。
スタッフの顔写真やプロフィールなども出し、形式ばった冷たい印象は全くありません。さらに手書きのメッセージもいい。満点といっていいです。

ただ、その手書きメッセージの内容に問題がありました。
「また是非ともゆっくりと寄って下さいネ!!」

この一言が非常に残念。何回も来ている常連さんなら気にしませんが、
初来店の人にはちょっと売り込みっぽく感じるものです。

お店側は、あいさつ代わりに気軽に使っている言葉でも、
お客さんにはプレッシャーになる場合があるので要注意。
しかも、その言葉自体には何も情報はありません。

かわりに「来月は○○祭りです」とか「来週から旬の○○入荷します」
というような新着情報を入れたほうがいいでしょう。

もちろん、「来てね」とは言わないのがポイントです。